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ダルトン・コンリー ゲノムでダルトン・コンリー ゲノムで社会の謎を解く

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ダルトン・コンリー ゲノムでダルトン・コンリー ゲノムで社会の謎を解く


    ダルトン・コンリーとジェイソン・フレッチャーはともに社会学者です。遺伝子学も取り入れて、遺伝子社会学を構想しているのかもしれません。

子供のIQの高さ、大人になっての収入の高さは遺伝によるのか、ということをたびたびこの本では書いていますが、結論としてはっきりとわからないようです。氏か育ち、どちらともいえないようです。

遺伝子学者はよくIQを司る遺伝子とか、ホモの遺伝子とかをセンセーショナルに発表しますが、この本の著者の二人は、このような現象が発露するには、たった一つの遺伝子でできるのではなく、いくつかの遺伝子が組み合わさって起るのだと言っています。

遺伝子が解明されると、人種間ではどうなのかという問題が起ってきます。どの人種が一番頭がいいかという、各民族がイライラする問題です。昔からどの国も自分の頭の悪さを認めません。15世紀からヨーロッパの白人が世界を支配したので、現在まで白人が最も頭がいいと思っている節がありますが、紀元前数千まえではヨーロッパのバーバリアンで、中東やエジプト黄河流域の中国文明のほうがすすんでいました。

わが日本も自分が世界で最も頭がいいのだと内心思っているようです。識字率ほぼ100%、このような国がほかにあるか、という自慢もあります。ところが日本では海に隔てられて民族の移動がありません。おのずと婚人相手は単調になり、一種の近親相姦になっているのかもしれません。似たようなものばかりで、物真似はうまいが、革新的なものは考えられない傾向もあります。アフリカ本土ではゲノムの多様性があるそうですが、辺境の地の日本ではゲノムが薄まって単一のゲノムしかないようです。なんらかの事情で、たとえば北朝鮮の核で日本の原発が攻撃されてといったようなことで、日本国内にいられなくなると、ユダヤ人のようにディアスポラ(移民)しなくてはいけなくなります。何年間も勉強しても英語一つマスターできなかった日本人が試練に会うと、すぐさま英語をマスターし、その国に取り入り、物真似の才能からその国の人になりきり、あまつさえ遺伝子を交換して新しい日本人を形成するかもしれません。ユダヤ人にはユダヤ教があったように、日本人としてのアイデンティティを損なわないために、天皇を一神教にしていいのかもしれません。

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