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読書

ダン・アリエリー ずる


     想像力の豊かな人は嘘も多いと言っています。普通の人も監視が弱ければずるをするそうです。聖書に手を載せて誓うことをさせたら、ずるはすくなくなります。料金箱に目や人間の顔を貼り付けると、コーヒーなどの料金をごまかせなくなるそうです。

「シンプルな合理的犯罪モデル」(Simple Model of Rational Crime)という考えを、ティム・ハーフォードが「人は意外に合理的」という本で述べています。人間は犯罪をするにも状況を見て理性でするかしないか決めるそうです。しかし理性で犯罪をしないかするかを決める人は実際はいないのではないかというのがアリエリーの思いです。多くに実験を通して、無意識のうちにずるをしているのだと言っています。またこのズルは感染するそうで、それが最悪になったのがサブプライムローンの破局だそうです。歯医者も馴染みのお客に対しては、意味のない高価な治療をしやすいというデーターがあるそうです。アリエリーも経験しているのですが、やけどの治療で主治医が革新的な治療を提案しましたが、断るとひどく腹を立てたということです。別の医者に聞くと、この医者は論文を書くために、その手術をしたがったということではないかということです。これらの医者は患者のためにと思ってやっているのかもしれませんが、歯医者は高い医療器具の費用をペイするために、外科医は自分の名誉のために無意識のうちにすすめるのだと思われます。

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