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この本は2012年11月4日に読書録にあげています。改訂版だと思いましたが、同じものでした。当時はこう書いています。
『要はインターネットでストアーを開設し、これに伴う諸々の仕事はアウトソーシングして自分の口座にどんどんカネが入ってくるようなシステムを作れと言っているのです。ティモシー・フェリスは最初健康食品のようなものを売っていました。めんどくさいことはインドなどの業者に任せ、入ってきた金で世界を好きなだけ旅行をしています。したいことの「先送り」人生ではなく、今やりたいことをすかさず行うというのが、NR(ニューリッチ)の生活心情です。
大概な人は「誠実に1日8時間仕事働くことによって、あなたはやがては上司になり、1日12時間働くことになる」ということで、実質自分が好きなことはできないようになります。
ティモシー・フェリスはこのようなシステムをつくったおかげで、自由時間ができ、今では6カ国語もマスターし、日々格闘技の練習にも精出しています。巻末に金持ちになるための参考になる本を出しています。古典というものはあまり見つかりません。ソローの「森の生活」くらいなものです。「デジタル遊牧民」とって本などお荷物になるだけでしょう。いまでは先進国ではどこでもインターネット環境が整っていますから、パソコンを使えば好きな本はどこにいても手に入るでしょう。私もこのようなことができるならしてみたいものですが、インターネットを駆使して金儲けできるほどの能力はありません。』
ティモシー・フェリスはアインシュタインの言葉を引用しています。
「ある程度の年齢を過ぎると、読書は、クリエイティブな要求からあまりに心を遠ざけてしまう。どんな人でも、本を読みすぎ、自分の脳みそを少ししか使わなければ、思考する習慣がおろそかになるのだ」
私もある面自動読み取り機になったような気分がします。解像度の悪いスキャナーのようなものです。私は考えないために本を読んでいるようなものです。「思考する習慣」をなおざりにした結果、最近バイクに乗るときにつけるヘルメットがブカブカになったように気づきました。脳が萎縮しているのでしょう。有名な歌手の名前など思い出せないことも多くなりました。記憶の領域には多く詰まっているのに何一つ想起できないとなると、これは一種の便秘で、いくら新たに本を読んでも、少しも頭の中に入ってこないとになるし、解像度の悪いスキャナーという表現もわかるような気がします。もちろんこれら仕入れたもので新たなものを作り出そうという力などありません。インプットもアウトプットも出来ない脳になりつつあります。むしか私の父が同じ話を繰り返し話していましたが、そのうち私もそうなるのでしょう。悲しいかな、これが老化の現実なのでしょう。