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シンガポール出身の中華系の女性であり、英語、中国語、日本語、フランス語ができるのだそうです。おまけに東大に入り、大変な秀才だと思われます。私など中学高校と6年も英語を勉強しても使い物にならないのに、ディオンはたった6年で日本語をマスターし、日本の女の子と間違われるほどの日本語の達成率です。それでもなお彼女は日本語の微妙なニュアンスのとり方がいまいちだと言っているのですが、これは日本人以上に日本語について深い洞察をしている証拠です。我々考えたこともないことを彼女が考えているということは、彼女が外から日本語を見ているからです。我々は無意識に日本語を使っているだけで、その微妙な言い回しなど考えたことがありません。彼女はそこに日本の歴史、文化の存在に気づいています。いくらAIの翻訳機ができても、通り一遍のことを翻訳するだけで、発話する人の微妙な感情を言外に発見することはできないでしょう。言葉の羅列に隠れた意味を汲み取ることができるようになったら、一応その言語をマスターできたと言えようです。