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将来的には、野球帽をかぶると、コカイン、麻薬を飲まなくても快楽を感じることができる器具ができるだろうといっています。実際、脳に電極を刺されたマウスは、餌も食べないで、快楽を発生させるバーを押し続けるという実験もあります。19世紀20世紀の人間は苦労した後でやっと楽しみにたどり着けるという人生観を持っています。それが苦労もなしに手軽に快楽にありつけるとなったら、人類の進化は止まるのではないかと心配になります。人類の歴史は飢餓線上で推移していました。だから食べられるときは腹いっぱい食って、次の狩りまで何とか体をもたしていたのです。今ではいつでもハンバーガーが食えるので、狩猟時代の習性=食いだめの本能から、どうしても食いすぎてアメリカ人のようにデブばかりなります。どうも人間の進化は、精神的にも肉体的にも弛緩したデブに行き着くところになるでしょう。
昔、IQの高くないものは青春を犠牲にして東大に入り、官庁で偉くなって接待でノウパンしゃぶしゃぶの快楽を得たものです。しかし安価な野球帽なるものができると、こうした人生観は心もとないものになります。辛苦努力、「おしん」の信念がバカみたいに見えるのです。若い時、欲望が一番盛んな時、その欲望を満たすのが一番幸せなことではないかと考えるようになります。節制、努力などどうでもいい。進化などどうでもいい。今が楽しければ、という生方が蔓延するような気がしてきます。