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クラウディア・ハモンド 脳の中の時間旅行

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クラウディア・ハモンド 脳の中の時間旅行


        「次の水曜日に予定されていた会議は、二日間、前に動かされた。会議をやっている今は何曜日か?」

私はすぐ月曜日だと思いました。この本では金曜日だと考える人もいます。その違いは、時間が動くと、自分が動くというのです。月曜日派は時間が動く、金曜日派は自分が動く。よく考えれば両方もありだとわかりますが、この説明にはすっきりしたものが感じられません。単なる言葉の綾で、そうなるだけであって、小難しく、時間が動くとか自分が動くとかの説明は大層らしい。多分私がバカなので、このような哲学的な解釈にはついていけないのでしょう。

「記憶の基本的な目的は過去を振り返ることではなく、前を見て将来の可能性を想像することに関わっているのではないか」

裁判の証言などほとんど信用にならないということになります。証言する本人も、この裁判の行く末を考えながら、自分の証言を捻じ曲げるというところが本当のところでしょう。映画「羅生門」の世界です。

「楽しい時ほど、時間が短く思える」とは期限105年に書かれた小プリニウスの言葉だそうです。だからテレビを見てあっという間に一日を過ごそうとも、他人があれこれ言う筋合いはありません。

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