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ニコラス・ウェイド 人類のやっかいな遺産

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ニコラス・ウェイド 人類のやっかいな遺産


    人種は大きく分けて、白人種、黄色人種、黒色人種になります。コーカソイド、モンゴロイド、ネグロイド。5万年前にアフリカの地溝帯から人類の祖先たちが脱出し、ヨーロッパ方面に行ったのがコーカソイド、アジアまで行ったのがモンゴロイド、アフリカに残ったのがネグロイドと大雑把に分けることができます。同じ共通の先祖から枝分かれしてきたのだから、基本的にはほぼ同じであるというのが、第二次世界大戦のナチの所業を見て、ことを荒げないために、どの学問にも共通した認識をとっています。しかし遺伝子解明の発展から、それぞれ人種の進化度合いが違うのではないかという密やかな確信が蔓延しているようです。これを公言すると二重螺旋の発見者ワトソンのように学会から締め出されますから、あからさまには言えません。ワトソンははっきりと黒人は白人と比べて劣等であると言っています。ニコラス・ウェイドも歯切れが悪いのですが、ワトソンよりはっきりいわないでも、遺伝子の研究からやはり進化の違いがあるのではないかという方向に行っています。白人と黒人の二者の関係なら話は簡単なのですが、ここに黄色人種が入り、
IQの問題が絡むと、ややこしくなります。ワトソンが言っているように、白人は黒人よりIQの値が高いのです。だから白人は黒人を奴隷として使ってもいいのだという極端な考え方にもなります。ところが東アジアの中国人、日本人、韓国人のほうが白人種よりも何度検査をしてもIQが高いのです。15世紀から白人種が世界をリードしてきたというのに、頭の良さではもっと上がいたということがくやしくてならないのでしょう。ニコラス・ウェイドはここにいたって、さんざん過去から苛め抜いてきたユダヤ人を持ち出し、ノーベル賞の多さを自慢しています。かつてヒットラーは日本人を物真似がうまくて小賢しい人種であるといっていましたが、ニコラス・ウェイドも、同じようなことをちらっともらしています。

「東アジアの豊かな文化が、西洋を出し抜く方法を編み出す可能性だってまだある。彼らのこれまでの歴史の大半を通じてそうしてきたのだから」

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