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ニール・アーウィン マネーの支配者

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ニール・アーウィン マネーの支配者


    2008年前後のリーマンショックの時の、
FRBのバーナンキ議長、ECBノトリシェ総裁、イングランド銀行のキング総裁の活躍を描いた本です。低所得者層の住宅購入の債権をミックスして売り出し、それが焦げ付いて世界中が大騒ぎになった数年です。日本はそれ以前バブルがはじけて、日銀はマイナス金利にし、なおかつ量的緩和、国債を銀行から買って銀行券を払う、つまりマネーを市中に流すことによってデフレから緩慢なインフレに代えることを画策したのですが、何か今一つはっきりしません。アメリカ、ヨーロッパ、イギリスもサブプライム問題から日本のやり方を真似ています。大手の銀行は倒せないということで、じゃぶじゃぶと資金を投入して債権を買い取ったのです。これで何とか1930年代の世界恐慌には至ることはありませんでした。しかしこれから先、先進校は中国のように二けたの経済成長はできなくなり、緩慢な成長にとどまります。日本は成長するよりか衰退しているようです。現在に至り、ウクライナの戦争で原材料が上がり、物価が値上がっています。アメリカでは金利を高くしインフレを止めようとしています。日本も物価高なのですが、金利も上げられなく円の価値が下がっています。金利を上げようにも借金が1千兆円もあるのですから、国債を償還しようとしたら国家破産をするのではないでしょうか。例の日本の得意技=先送りの技法を用い、水から茹であげられるカエルのように、気づいていたら死んでいたということになるかもしれません。

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