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読書

フィリップ・R・レイリー リンカーンのDNAと遺伝学の冒険 下


    この本の出版から15年経っていますから、この分野での進歩も随分進んでいることでしょう。たらこ唇のアメリカの女優が自分が乳がんの家系だからということで、乳房を切り取ったというニュースもありました。遺伝子検査で、将来起こりうる病気もわかるようです。遺伝子検査も10万円以下でできます。私も受けてみたいと思いましたが、もはや70を過ぎ、いまさら将来どのような病気が起こるかを知ったところで、よく生きてもあと10年、それか明日にも死ぬかもしれない状態なのに、意味の無いことだと思いました。私の父はガンになっても90歳まで生き、私の母は80前心臓病でぽっくり死んでしまいました。だから私もガンか心臓病で死ぬのでしょう。今のところ遺伝子操作でガンが治るということもないようです。豚に人間の遺伝子を載せて、豚の心臓を人間に移植しようという研究もありますが、まだ成功していないようです。大腸菌に人間の遺伝子を組み込みインシュリンを生産しているようです。遺伝子を改変して、巨大鮭もできています。害虫に強いとうもろこしも遺伝子を変えています。トマトにジャガイモの遺伝子が組み込まれ、地中ではジャガイモ、地上ではトマトができたりしています。このようなものを食べてもいいのかと思いますが、味は普通のトマトやジャガイモと変りが無いということです。将来人間に魚の遺伝子を乗せて、海の中でも生活できるようになったら、高いマンションを買うこともなくなります。アメリカのキャリアーウーマンは、精子銀行にいって自分の好みの男性の精子を使って、人工授精をして子供を作っている人もいます。わずらわしい男とのセックスも必要でなく、自分の望みのものを手にいれています。男の遺伝子を使わなくても、自分の遺伝子のみでクーロン人間を作ることもできるようです。倫理規定があってできないだけで、中国ではクーロン人間が出来ているといううわさもあります。

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