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日本にもパイロットの服をきた結婚詐欺師がいました。たぶんアバグネールをまねていたのでしょう。高校中退の16歳のガキでも身長が190センチもあるので、パイロットの服を着れば、二十歳過ぎに見られたのでしょう。女と遊びたい盛りで、パイロットの信用性を利用して小切手詐欺をしていたのです。カネがあれば女も集まってきます。それもスタイルのいいスチュアーデスと盛んにセックスしています。なかにはヴィクトリア・シークレットでも出そうなモデルとセックスし、なおかつそのモデルから4000ドルも巻き上げています。アバグネールは銀行とかホテルとか詐欺で金を巻き上げ、個人にはそういうことをしないということを信条としていましたが、このモデルが横柄なもので、売春代が6000ドルだと言うので、14000ドルの小切手を切り、そのつり銭として現金で4000ドル受け取ったのです。モデルも6000ドルが10000ドルになったので小切手でも同意したのでしょう。結局その小切手は換金できなく、そのモデルはただでさしてなおかつ4000ドルも損をしたということになりました。
各航空会社は席に余りあがれば、他の航空会社のパイロットをただで乗せてくれるシステムがあります。それを利用しアバグネールはヨーロッパの各国に行っています。
パイロット以外に弁護士、医師、大学教授になったりしています。その役も十分こなせたということで、アバグネールは根っからの役者なのでしょう。でもとうとう捕まる時がきました。フランスで捕まり、1年間フランスの刑務所に入れられます。フランスの刑務所はルイ時代と変わりなく、真っ暗闇でバケツが便所代わりです。それからスウェーデンで半年の刑務を受けます。フランスとスウェーデンの刑務所は天と地の差があり、普通人と変わらない生活ができます。それからアメリカに返還されて、5年くらいで出所しますが、前科がばれてたびたび首をきられ、それではということで詐欺に関するコンサルタント業を開始していくのです。多くの銀行に呼ばれ、小切手詐欺の解説をし、テレビまで出演して一躍有名人になります。人生どう変わるか誰もわかりません。辛抱が肝要です。