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最近の経済学者は物理学者になりたがって、数式をたくさん使うようになっています。それでも経済の予想はつかないのです。現在の物理学でも不確定性原理で、電子の所在など統計的にしかわかりません。ニュートンの物理学では物体に力を加えるとこうなるだろうと予測がつきます。経済学者も経済をそう考えようとしたのです。つまり理性的なものを根拠にして経済原理を構築しようとしてのですが、ほとんど当たったことがありません。それは人間がそれほど理性的ではなかったからです。人間は損得で動かされることはなくて、時には損をしてまでも面子のために無謀なことをしてしまうのです。このような非理性的なふるまいを理性的な数式で表現するのは無理であるということです。一人の政治家や国の政策で経済は動くものではなく、今やネットワークがカギを握っているというのです。人々のつながりとそのネットワークの好みによって経済が流れていくという理論ができつつあります。一人の非凡な人の考えより、たくさんの平凡な人のつながった考えの方が広く経済にインパクトを与えるということです。