忍者ブログ

読書

ローレンス・クラウス 宇宙の始まる前には何があったのか?

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

ローレンス・クラウス 宇宙の始まる前には何があったのか?


         誰も宇宙を外から見たものはいないのですから、どのような形になっているのかわからないと思いますが、ローレンス・クラウスは「平坦」な宇宙と言っています。質問者が「宇宙はパンケーキのように平らなのですか」と問うているのに対して、「平坦な三次元空間とは、まさにあなたがイメージする通りの空間であり・・・」と返答していますから、宇宙は膨張するパンケーキかもしれません。今の宇宙の年齢は百三十七億二千万年です。この時期が宇宙を観測する最もいい時期だと言っています。二兆年後には、膨張して後退していく銀河から出る光は我々に到達できなくなります。夜空には我々の天の川といわれる銀河だけが見えるだけで、今見えている4千億の銀河はすべて見えなくなっています。そうかといって我々の太陽の寿命はあと50億年ですから、2兆年後には我々はいません。我々がいなくても他の知的生物がいて宇宙を観測しているかもしれませんが、それぞれの銀河団の中にいる知的生物は自分の銀河団しか観測できないのですから、宇宙の端緒のビッグバンのマイクロ波背景放射も観測できないし、他の銀河団が見えないのですから、宇宙が膨張していることも理解できないでしょう。時間が経てばすべてが進歩していくということは間違いのようです。2兆年後の知的生物の宇宙の理解度は中世の神学程度の宇宙の理解に留まっていることでしょう。

50億年後の太陽崩壊や2兆年後の宇宙の有様を心配しても埒の明かぬことであります。私の場合せいぜい明日の天気を心配するほうが似合っています。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R