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この本には多くのグラフが載っています。これら多くのデーター(鉱物層)からマイニング(採掘)するためには、相当の訓練が必要です。三浦展はパルコでファッション雑誌系の編集を手かげていたので、その経験が生かされているのでしょう。いづれにしても、数字の羅列から、意味を読み取り、解釈するという工程が必要です。ところがこの解釈がニュートンのような物理学のようにすっきりといかないもので、そこにはどうしてもバイアス(偏見)なるものが入り、俗に統計で嘘をつくということも起こります。今年物理学で気候変動温暖化の理論を打建てた人にノーベル賞が贈られました。反対に寒冷化が起こっているという人もいます。どうも社会が進歩すると真実は一つでは収まり切れないように思われます。どうも言ったものが勝ちというわけで、フランスの詩人ランボーが母音には色があるというとそれも真実ではないかと思います。それに特許制度も絡んでいて、どんな思い付きも早く登録しておかないと、他人がすぐそれに気づくといった、情報の敏速さもあります。