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佐木隆三 わたしが出会った殺人者たち

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佐木隆三 わたしが出会った殺人者たち


    この本は
18章あるから18人の殺人者ということです。そのうち女性が4人。時効前に捕まった福田和子、実の父親を殺した娘、中洲の美人ママ。和歌山のカレー事件。18人の中で唯一殺人者に同情を覚えるのは実の父親を殺した娘です。娘を中学生のころから姦淫し続け、子供も三人ほど生ましているのだ。とんでもない父親です。この事例により尊属殺人の重罰の項はなくなりました。美人の妻に自殺する夫とはよく聞く話です。中洲の美人ママは二人もの夫が自殺のように死んでいます。一人目は精神的に自殺に追い込み、二人目は睡眠導入剤を飲み風呂に入ってうつらうつらしているのを湯船に押し込んで殺したというのです。一回目の時に多額の生命保険が入ってきて、その味を占めて第二回もしたのでしょうか。もともと裕福な博多のお嬢様であった中洲のママは、第一回目の夫の建築業の失敗から借金まみれになり、夫の自殺でその借金を上回る金銭を手に入れ、それで人間性が変わったのでしょう。店に入った客に何やかや難癖をつけ恐喝までもするようになりました。時効前に捕まった福田和子、あと少しで自由の身になれたのにと思うとある面同情心も湧いてきます。女性は犯罪者であろうとなかろうと忍耐強い人が多い。和歌山のカレー事件でも林眞須美は死刑の判決を受けていますが、状況証拠だけの判決なので、死刑が執行できないのかもしれません。この前の無免許運転で事故を起こした都議会議員もやっとのことで議員を辞職しました。しかしアメリカの黒人のように日本でも女性が差別されているので、優遇政策をとるべきだと主張され、この程度のことで議員の欠落にはならないと居直ってもいいのではないかと思われました。

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