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佐藤理史 コンピュータが小説を書く日

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佐藤理史 コンピュータが小説を書く日


コンピュータが動くにはプログラムですから、コンピュータが書く小説もプログラムがあります。それを見ますと、時間とか天気だとか登場人物カの設定がプログラムされています。天気だと曇りだったり、晴れだったり、自由にコンピュータが選び取ることができます。登場人物もいろいろな人物に変えることもできるのです。ストリーはある程度人間によるもので、その都度ポケットの中だったりしたら、その中にあるものは自由にコンピュータが選びます。この小説ではスマホであり、・・・ある程度人間が設定して、その中でコンピュータが自由に言葉を選択してようです。著者が言っているように「文章生成器」であり今のところストリーそのものを作るのではないようです。つまり大枠を人間が設定し、つまりストリーを作り、コンピュータがそれに合わせた言葉のブロックを積んでいくという方式なのでしょう。だから同じプログラムから、同じようなストリーだが、別の人物や別の事物が出たりして、いくらでもできることになります。たった原稿用紙2枚程度のショートショートでもこのプログラムを見ると原稿用紙2枚の100倍以上のプログラミングの用語が使われているのではないかと思われます。別の言葉で言えば、コンピュータ学者は原稿200枚の長編プログラムを書いて、やっと原稿用紙の2枚程度のショートショートを作れるということになるでしょう。しかしながら将棋でも囲碁でもあっという間にコンピュータが人間を凌駕したように、コンピュータが今まで出版されたあらゆる小説を記憶し、自由に切り貼りして、全く新しい小説を作る日もそう遠くないように思われます。将棋では王様自ら歩の前に出て、対戦相手の人間をおちょくるようなソフトも出てきています。機械にバカにされるほど腹の立つものはありません。何年か先、コンピュータは知性で人間を超えるといわれています。ユートピアなのかとてつもなく怖ろしい世界なのかわかりません。でも確実に無力感を味わうことになるでしょう。
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