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モヘンジョダロの遺跡の発掘かと思いましたが、判田海渡はパキスタン人に日本語を教える日本語教師です。今では日本人自身がパキスタン人並みになりましたが、10年前はまだ日本の威光が残っていて、金持ちになれる国だと思われていたのです。日本語を学んで日本でアルバイトをし、4,5百万貯めるとパキスタンでは大富豪になります。黄金の国・ジパングというイメージが残っていたのですね。
ここでは召使を持ったことがない日本人の苦労が述べられています。植民地で慣れた西欧人と違って、日本人は主人顔ができません。差別はいけないということでついつい甘やかしてしまいます。するとどんどん付け上がってどちらが主人かわからなくなります。カネはごまかされ、冷蔵庫の中身は抜き取られ、仕事もあまりしなくなります。変にケチりだすと命だって取られかねません。それにしても大使館・領事館もふんだんに予算がついているようです。館員でもない日本語教師も家に掃除婦、コック、ガードマン、運転手と雇っているのですから、外務省の職員ならもっと豪華な生活ができるでしょう。日本の力が衰えたとはいえ、反対に見栄だけは高まっているようです。