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読書

小林武彦 寿命はなぜ決まっているのか


    寿命があった方がいいのか、それとも永遠に生き続けられるのがいいのかというと、やはりあった方がいいと著者は言っています。いつまでもだらだらと生きていると進歩がないというか、進化がないというか、未来はいつまでもあるのですから、今日やるべき仕事も明日に回せばいいということになり、何事も先送りになり、日本の今の社会のように、一見真面目に働いているようですがさっぱりと生産性が上がっていないということになってくるのです。1000年も生きると生き疲れで死にたいと思う人も出てくるでしょう。老化しない生物、細菌や原生生物の生態を見ますと、周りに栄養素があると急激に増えますが、ないと死滅はしないが極端に減ります。人間も同じで死なないとなると、あっという間に100億人になるか、地球の環境次第では100人くらいになってしまうかもしれません。現在人間の寿命は伸びていますが、案外これは絶滅の前触れかもしれません。

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