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著者は歌舞伎愛好家である。最近歌舞伎界の事件もこのタイトルと意図せずに関連するようである。市川猿之助の父市川段四郎とその妻が薬物を飲んで死に、猿之助も薬物を飲んでいたが、助かった。父の段四郎は10年前から寝たきりだそうで妻や猿之助が介護をしていたのであろう。死んで生まれ変わろうと猿之助は供述している。ピンコロリと死ねば問題はないのだが、10年も介護するとなると周りは疲れ果てる。私は今のところ何とか一人で生活しているが、いつ何時倒れて寝たきりになるかもしれない。そう思うと不安でたまらない。
この本で一番感動したのはハサミムシの話だ。ハサミムシの母親は卵を孵化させるために40日間も食べないで卵の世話をし、子供が生まれ出たら、その子供たちに自分の体を食べさせるのです。思わず目が潤みました。どうも生物界は子が生まれると親は速やかにいなくなるのが通常のようです。人間のように寝たきりになっても何年も生きるのは規則に反するような気がします。