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現在の朴韓国大統領はあっちこっちで日本を非難し回っています。日本を非難のターゲットにして、自国民の内政の不満をそらし、政権の維持を狙っているのだと解説する人もいます。この本を読むと、朴韓国大統領は李朝末期の閔妃(みんひ)にオーバーラップしてきます。李朝最後の王・高宗の妃ですが、自分の権力維持のために、最初は日本に頼り、その裏では中国の清にも通じ、清が列国に蹂躙されると、ロシアに寝返ったりしています。
もともと李王朝の初代・李成桂は高句麗から寝返った武将です。明と敵対していた高句麗の王を簒奪し、その足で明に使者を送り、「柵封」を受けます。要するに明の家来になったということです。明から清に変わっても中国の属国として、「独立国」としての態をなしていません。だから中国から使者が来ると、王自ら西大門に出向いて、平伏叩頭して出迎えます。中国に頭が上がらぬ腹癒せを自国民に向けます。両班たちは過酷に自国民を絞り上げます。日本における「生かさず殺さず」という状態よりもっとひどいものです。なにせ両班・貴族たちは労働するということが最も恥ずべきこと教育されています。タバコを吸うにも、キセルを奴婢に持たせて、寝転がって吸っているのです。かれらの基本教養「儒教」では正しく読み取って、「孝」を中心に据えていますから、親を敬うことから、先祖供養にいたり、身内ひいきの社会を作ることになります。日本ではこの「孝」を「忠」に変え、少しは社会的な広がりがありますが、朝鮮ではこの「孝」で、閔妃のように自分の身内を重要なポストにつけることになります。自分や周りだけがいい思いをして、他のものはどうだっていいのです。このような贅沢な生活を維持するために、他国にその承認を求める傾向がもともとこの国にはあるのです。自国民と一緒になって苦労してこの国を盛り上げていこうという気概などありはしないのです。
かつて朝鮮がしていたことが今の日本にもあると崔は忠告しています。中国の顔色を伺いながら身内の繁栄だけを願った李王朝は、アメリカの犬としての日本と瓜二つである危惧しています。