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人口減少が起こっている日本で、「成長戦略」を基本に据えているアベノミックスは間違いではないかと言っています。
「私は、成長の伸びしろを失った時代に、成長戦略とはどういうことなのか訝しがっているのですが、述べたように株式会社にとっては経済成長が生命線ですので、何としても経済成長してくれなくては困る。サイバー空間に新しいフロンティアを求める。グローバル金融の世界に投資して、本業以上の利益を確保する。そして、国内のフロンティアがなくなったのであれば、国外にフロンティアを求める。現物の市場の中に成長の伸びしろがないならば、国内に無理やりにでも、貧困層という成長市場を作り出す」
貧困市場というのはアメリカのサブプライムローンのことです。日本ではさしずめ釜ヶ崎の簡易宿舎が生活保護者のアパートになったようなものかもしれません。貧乏人を食い物にしているということです。金のない貧乏人すら、株式会社の目を通すと、数が多いだけに、個々にはしみったれた金しかないのですが、これが束になればバブルを起こし、いい時期に売り抜ければ莫大な利益が転がり込むと考えるのでしょう。
平川克美はかつて秋葉原に先端的な事務所を構えていたのですが、今は生まれ育った池上線の荏原中延駅の近くで喫茶店を開き、近所の商店主などが集まり、彼の言う定常経済を実践しているのでしょう。