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廣野元久 目からウロコの統計学

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廣野元久 目からウロコの統計学


    「目からウロコ」とはいけませんでした。数式が出ると私の脳は拒否反応を起こすようです。しかし時流は、ビッグデーターから統計学を使って「マイニング」し、見えないものを可視化し、経済活動などで利用するということになっています。往々にして、数字や統計で人を騙すといわれています。やはり解釈には雑音が入るのでしょう。統計学でその雑音を最小限に消去できると、この本では書いているようですが、科学的事象ならいざ知らず、人間が関わる場合、どうしてもバイアスが関わってくるような気がします。廣野元久はこれを「原因追及の思いグセ」と言っています。

最近のニュースで、引きこもりと高齢者運転がよく話題になります。引きこもりは全国で100万以上いるといわれています。女子小学生とミヤンマー通訳官を刺し殺した男、もと高級官僚であった父親に殺された引きこもりの44歳の息子、同じような事件を起こすのではないかということで、父親に刺し殺されました。このようなニュースをみると、いかにも引きこもりが犯罪者予備軍のように思われます。高齢者運転も事故のニュースにたびたび接するとほとんどの高齢者が事故を起こすのではないかと思われます。実際の犯罪率と引きこもりの犯罪率を比べると、そう差はないように思うのですが。高齢者の事故率も他の年齢との事故率と同じようなものだと思うのですが、統計で出してもらいたいものです。

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