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国民全体が知るといった歌謡曲がなくなったのは平成に入ってからです。レコード大賞というものはいまでもあるのでしょうか?テレビでも歌番組はあるのでしょうか?最近これといったはやる曲など聞いたことがありません。その点昭和は、男も女も御三家、新御三家、新新御三家と出て、演歌歌手の真っ盛りでした。こうまで歌謡曲が廃れた原因を考えてみると、中間層の没落にあるといえるでしょう。自分は中間層だという幻想の崩壊です。非正規雇用の現実を目の前にしては、能天気に歌謡曲など歌っている場合ではありません。自分の食い扶持まで怪しいのに、結婚して子供を持つなど、夢の、また夢。「雨雨ふれふれ・・・」と歌っていたら、雨で仕事がなくなり、ネットカフェに泊まれなくなったりします。歌手たちも歌だけではもうからないので、この八代亜紀のように画伯になって絵を売って稼いでいます。加山雄三もこの本の著者に絵の描き方を教わり、早々個展を開いて金儲けをしています。ほかに才能のない歌手は全国をドサ回りして、何とか息をつないでいるのでしょう。なんとも夢のない国になりました。