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「100年の一度」の大不況で私の店もピンチです。参考にと思ってこの本を手に取りました。ところが客層が違いすぎて、どうも私の店には合わないようです。
「ル・ジャルダンに足を運んでくださるお客様は、ビジネスの世界では黒字にせよ赤字にせよ、少なくとも億単位の仕事にかかわっている方がほとんどです。数万円の飲み代に困る方々ではありません」
「銀座のクラブで一番遊ばれているのは、成功された年配のおじさま方です」
料金もセットでお一人様3万6750円(2時間・消費税込み)で、二人で来て「シーバスを入れて飲み、2時間帰られた場合の会計は、10万円弱に」なるということです。私の店では5人できて何時間もいても、4,5千円ほどですからもう話にもなりません。
明美さんのクラブでは素人からホステスを養成していくシステムを作っています。もはや「この世界に長くいるホステス」は必要ではありません。永らく銀座に生息するこの種のホステスは「どうしても垢のようなものがついてとれなくなった」女が多過ぎます。要するに「悪い意味での慣れなのか、お客様を大切にしない、どこか人をバカにした下品さが染み付きがち」な雰囲気を持つ女だそうです。
素人を一人前のホステスに仕上げるためには、グーグル方式をとりいれているようです。グーグルの広告のように、お客さんのデーターベースを作り、お客さんが「あっ」と言えばすぐ「かっ」と言える対応をとっていることです。グーグルがクリックの状況からその人の傾向を知り、それの即応するような広告をディスプレイに載せるようなものです。だから明美さんのクラブに行けば、ホステスさんはパソコンからあなたのデーターベースを引き出し、何に興味があるのか、誕生日はいつなのか、仕事は何なのか事前に察知しそれに合わせた対応が取れる体勢になっています。かつてはこれをホステスさん個人でやっていましたが、明美さんのすごいところはこれを組織でやってしまうのです。毎日イベントとかクラブでのニュースなどメールで一斉送信して、なおかつホステスさんも一人一人のお客さんに個人メールもしていて、「今日は同伴してください、あなたが言っていたたうなぎやさんでうなぎをご馳走してください」などと、客に対して常にクラブの存在を意識さしているのです。まさしく広告と同じで、主婦がスーパーマーケットで広告されたシャンプーを買い物籠にいれるように、銀座に出た男たちは無意識のうちに明美さんのクラブに吸い寄せられることになります。
たとえ5人で4,5千円でも、ここのところは学ぶべきところでありましょう。やはりこの不況下こまめにやらないと何事もうまくいかないようです。
明美さんのホームページ=http://www.club-lj.com/index.html