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読書

東一眞 中国の不思議な資本主義


       中国の奇妙な資本主義をコンピューターにたとえていっています。コンピューターの土台であるOS(オペレーション・システム)が他の資本主義国家とはえらく違っているということです。身内主義で、知り合いや友達の中では、信義が保たれますが、社会一般の社会規範が希薄で、そこでは騙すことがあたりまえで、騙されるのはアホだといわれているということです。中国で電子決済が進んだのは、偽札が多いからだそうで、中国人は自国のお札など信じていないからです。だからこのようなOSにどのようなアプリケーションソフトをのせても、バクばかり出で使い物にならないのです。自動車ローンの事業も成り立ちません。中国人は知り合いでもないところから借りたら、借金を払わなくてもいいと思っているようです。この本によりますと、2005年、自動車ローンの残高は2兆7000億円で、そのうち1兆4200億円が回収不能におちっているようです。

私は安いから中国製のレノボという会社のパソコンを使っていますが、話によりますと、アメリカの企業や政府関連の機関に納められたパソコンに秘密のチップが組み込まれ、そこで得た情報を北京の共産党のサイバー組織の中に送信するようになっているようです。それによってアメリカ企業の特許を盗み取ろうとし、アメリカの政府の意向を知ろうとしているようです。どの国もそのようなことはやっているようですが、中国はパソコンの製造地でありますから、出荷するパソコンにいろいろな装置を組み込むことは簡単でしょう。私のパソコンもそのうち中国から破壊命令が出て、使えなくなるかもしれません。最近レノボのほうからサポートセンターとつながりませんという画面が出てくるので、それはそろそろ買い換えたらどうかという催促をしているのでしょう。いうことをきかないと、そのうちプチンとして切るぞといっているようです。

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