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読書

内藤陽介 事情のある国の切手ほど面白い


     切手収集は趣味の王道といい、また「小さな外交官」であるとも言っています。小学校時代クラスに一人くらいは切手を集めている人がいました。最近では記念切手がシートで販売されて、郵便局のいい儲けになっているようです。使用されていない切手より、判子の押された切手のほうが価値があると、ききました。世界で一枚しかない使用された切手は億単位の値段がするそうです。何物も当時ではありふれたものでも、100年以上立てば価値が出てくるようです。多分切手蒐集家も自分の妻や子供にその収集品を捨てられなければ、孫やその次の世代で、いい値段になっているでしょう。今終活で、断捨離がはやっています。私もそうしないといけないのですが、なかなか整理ができません。トラック一杯分のゴミを出すと何十万円もとられるそうで、そうしないためにはゴミの日に少しずつ捨てるしかないようです。

ハイチが独立したいといったら、宗主国のフランスはハイチにあるフランス人の財産の総額を支払えといい、ハイチは1922年まで分割して支払い続けていました。日本もフランスにならい、朝鮮半島や満州国に残した日本人の財産を現在の価格になおして請求してみたらと、思います。韓国は独島(竹島)の風景を描いた切手を出しています。日本も負けずに竹島の記載されている古文書などを切手にして、韓国の出す郵便物は全てこの切手を貼るようにしたらいいのではないかと思われます。もちろん北方四島に居座っているロシアに対しても、戦前に結んでいた日ソ不可侵条約の文言を記載した切手を作り、いかにあなたがたは信義にもとる国かというメッセージを発しないといけないようです。この本のタイトル通り、どこの国にも事情があり、これらを調べていくと秋の夜長ははなはだ短いように思われます。

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