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台湾の地図を見ると、日本と全然違って太平洋側より中国大陸に向かっている側が発達しているようです。日本でいう裏日本が台湾では表で、新幹線やそれに付随して大きな町が開けています。太平洋側にも鉄道はありますが、新幹線ではありません。やはり中国を意識しているのでしょう。台湾と中国との間は270キロもありますが、台湾領地の金門島は2キロも離れていません。バックにアメリカがついているものですから、中国は金門島を奪い取ることができません。地政学的に非常に先鋭化しているところですが、台湾の日常はそのような緊張感はないようです。つまり旅行案内記では政治的案件を載せるより、うまいもの店やおいしいお菓子などを写真つきできれいに載せているほうが無難で、売れ行きもいいのでしょう。私も台湾に旅行したいと思っているのですが、この歳になると億劫が先立って、すぐさまバックを持って空港に行くとはなりません。そのかわりにこのような本を眺め、旅に出た気分を味わっています。屋台などの食い物の値段を見て、うまそうに見えて結構安いなと思ったり、広島でもそうですがインターネットの発達で店の前に行列ができたりする有名店もありますが、覗いては見ますが、待ってまで食べようとは思いません。やはり台湾人が日頃から通っている店などに行きたいものです。そのような店もこの本では載っていますが、一旦宣伝されるとあっという間に観光ずれした店になるのではないかと他人事ながら心配しています。著者によると台湾では繁盛する店はちょくちょく住所を変えるそうです。つまり繁盛すると家主が家賃の値上げをするために、泣く泣く変わらざるを得ないようです。このようなドラマがあるということなど、一見の台湾旅行者にはわかるはずありません。どこの国でも小さな商いはそれなりに苦労と涙があるのだということが垣間見られます。