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栗田英彦 近現代日本の民間精神療法

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栗田英彦 近現代日本の民間精神療法


    最近
UFOと遭遇した時の航空自衛隊のマニュアルが政府から出ていましたが、UFOがいると真面目にかんがえているのでしょうか?全てがわかっているわけではないのですから、UFOもいるかもしれませんが、テレビの娯楽番組のテーマであったUFOがいきなり軍事的対象に格上げされたことに違和感を覚えます。

明治から大正にかけて欧米の科学が流入します。神道や仏教や儒教と重なり合って、奇妙な混合物ができます。日本人独特の駄洒落も加わって、ある面納得できるような気持ちにもなります。欧米から催眠術、目に見えない光・ラジウムやレントゲンなどが輸入されると、もともと日本にあった「霊」と結びつき、「霊」と「Ray」が重なり合って、これが民間精神療法のバックボーンになります。この本の表紙に載っている手かざしの写真も、手から「霊」=「Ray」が照射され、相手の病気が治るのだという理屈になります。実際治った人もいたのですから、「霊」が存在しているのかもしれません。催眠によってそう思うだけだという人もいます。一種のプラシーボ効果だという人もいます。科学が全て解明しているわけではないのですから、何とも言えません。

明治中期から大正にかけてこのような民間精神療法の本が多く出版されていて、後の昭和時代でもそのブームが再演し、今日のアロマ療法とかにつながっていくのです。

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