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今リオでオリンピックが開かれています。街中では貧困者の若者や少年が観光客のバックや手荷物を昼間堂々と強奪している動画がアップされています。ブラジルの通貨レアルはドルに対して大幅に下落しています。自国の通過がドルに対して安くなるということは、それだけ国力がないということになるのでしょう。ブラジルは輸入にしてもレアルが低下すると、以前よりも多くのレアルが必要になり、物価高になります。ますます貧窮者は苦しくなり、なりふり構っておられないほど強盗をするようになります。日本では円安にもって行き、輸出産業を助け、それによって景気を拡大しようとしていますが、最近の傾向としては円高基調になっています。金利もマイナス金利になり、円にそれほどの魅力はないと思われますが、暫時この傾向になっているということはドルそのものに問題があるのでしょうか?アメリカもそうですが日本も海外に会社を持ち、それらの会社から見ると円高は利益の増加が見込めます。円安になろうが円高になろうが、国内外に生産の拠点があるということで、お互いの行き過ぎをカバーできているように思えます。株価もかつてのように円安と連動して確実に値上がりするというわけでもないようです。
ブラジルのように国内だけにしか企業がないと、極端なレアル安になると、景気はよくなるかもしれませんがそれ以上にハイパーインフレに振れるのでしょう。一部の金持には天国かもしれませんが大部分の者は強盗するか、マフィアの一員になるしかないようです。
榊原が言っているように、日本はもはや成熟社会であり、高度成長を求める段階はとうに過ぎ去り、モノの豊かさより、質の高さを求めていく時代になったということです。
榊原のように東大を出て、エリート公務員になり、国から海外留学の援助金を出してもらい、何年間もアメリカで勉強し、帰って来てからも高い給料で生活してきて貧乏の何たるかを経験していない人にとっては、質の高い生活と言えるかも知れませんが、日本には、やらないとしても、ブラジルの強盗団のように所得の少ない人は多くいるのです。ただ生来おとなしいから強盗をしないだけであって、これが戦後のハイパーインフレにでもなると、体裁など構っておられないでしょう。