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武田頼政 真・輪島伝 番外の人

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武田頼政 真・輪島伝 番外の人


       この本は、輪島の元奥さん・五月さんが語っているような形式で、ルポライターの武田頼政が書いています。

人間すべからく、どこか秀でた部分があると、そのひずみがどこかにあるということがわかります。完璧な人間など、いるわけないのです。相撲は強いが常識に欠けるというのが輪島です。相撲取りにはひいきしてくれる「タニマチ」という金持ちがつきます。これらが相撲取りをバーに連れて行ったり、すし屋に連れて行ったりして、すべての費用を払います。これに慣れて輪島はすべてお金は他人が出してくれるものと思ったようです。妹のちゃんこ鍋家の店の経営で、実印を渡し、とうとう相撲の親方株までも担保に出し、とうとう相撲界から追い出されます。広島のやくざから借金取りをくらいます。相撲界も昔からやくざとは関係が深い。相撲も興行でありますから、その地の顔役に挨拶するというのは当たり前であったのでしょう。

輪島は女遊びも激しく、銀座のホステスに五月さんはいじめを受け、自殺しかけたこともありました。このホステス、はじめは輪島の名声にほれましたが、輪島が借金だらけだと知ると、マンションから追い出し、別の金持ちと一緒になったそうです。流川にもホステスさんの「愛」求めて右往左往する男たちが多い。もう年金をもらうくらいのオヤジがフィリッピンにはまり、田舎から出てきてあれやこれや金を使わされています。おまけにフィリッピンへの里帰りも付き合わされる約束もしているようです。悲しい結末にならなければいいのですが。

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