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瀬川正仁 老いて男はアジアをめざす

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瀬川正仁 老いて男はアジアをめざす


        私が考えることは、何年も前からそれを考えている人がいるということがわかります。経済格差を利用して、物価の安いタイなどに老後を過ごすということ。この本が出版されたのは2008年です。その頃でも、純朴だと思われたタイの若い女性が、日本の高齢者男性を騙し、すかんぴんにさせて、放り出すといったことが書かれています。それから8年も経っていますから、もはや日本の貧乏人がタイに渡っても、あまり豊かな生活も出来ないし、あわよくばきれいなネイチャンと楽しい思いが出来るという夢は、夢のまた夢になっているかもしれません。厚生年金で月20万円あれば、ある程度リッチな生活がタイではできるかもしれません。私のような国民年金では8年前でもぎりぎりの生活しか出来ないと言っています。知恵のついたタイの女性も日本の老人に厚生年金か国民年金かと聞いてくるそうです。国民年金ではプレゼントを散々願って、適当に吸い取ったら後はポイと捨て去るようです。これではタイの経済難民と変りがありません。でもタイ人であるとタイ語ができるので、何とか生活は出来るでしょう。しかし学習能力も減退した日本人老人にはタイ語もしゃべれないものですから、何とも惨めな状態になります。

タイで行方不明になった日本人も多いことでしょう。たとえタイ人女性と結婚しても、家を建てた途端、具合が悪くなったりして死んでしまう人もいます。これらは、自然死の人もいるかもしれませんが、何か作為的なものも感じられます。殺されないまでも、建てた家などに親族が入り込み、文句を言うと、かえって家から放り出されます。何しろタイでは外人は土地など買うことが禁じられています。つまり全て妻の名義にしないと、家も建てられない状況です。妻や親戚は日本人に散々カネを使わせて、自分のものになったら、しぼりかすの老人は必要ないのです。これでは日本と同じことではないかと嘆いても仕方ありません。ただしタイでは60過ぎのおじいさんが40歳も若い女性と何ヶ月間は一緒に暮らし、いい思いも出来るのですから、たとえそのような目に合っても、帳尻があっているともいえるかもしれません。日本では20歳代の女性は、老人が超金持か加藤茶のように有名人でないかぎり、関心を持ってくれることはありません。とうのたったおばさんですら、無理難題をふっかけるご時勢です。このような日本女性と付き合うより、自分に対する愛情などもっていないとしても、タイの若い女性と付き合って、たとえカネをむしりとられても、本望だと割り切って考える人もいるかもしれません。カネをもっていても死んではもっていけません。タイの若い女性にカネをむしりとられても、「いい思い」が残るのなら、それもいいことではないか、私も考えることしきりです。

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