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石井妙子 原節子の真実

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石井妙子 原節子の真実


       原節子、大正9年生まれ。私の母と同世代だ。14歳で映画界にデビューし、昭和37年40歳過ぎにぷっつりと映画界から去り、その後半世紀も生き延び95歳で亡くなっている。女優をやめる前、土地やら株を買い、それが老後資金になり、ある年には土地を売って税務署の高額所得者の名簿に載ったりしている。親が生糸の輸出仕事をし、世界恐慌に巻き込まれ、裕福な生活から下落したという経験が彼女を倹約家にし、蓄財に励むようにさせたのでしょう。一生独身でしたが、姉の夫と一緒に住んでいて、姉は夫の実家に住んでいた時が多いので、二人はできていたのではないかと疑われています。この夫も映画監督で、原節子を主演にして映画を作りましたがこれといった傑作はないようです。我々が一番よく知るところは小津監督の一連の「紀子」ものです。日本人には見られない大型の体とバター臭い顔が印象的です。戦前には女優など売春婦と思われた時代で、永遠の処女と兵隊たちに絶大の人気があったのも彼女の煌々しい美しさがあったからでしょう。

 

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