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読書

福田ますみ モンスターマザー


    長野の高校のバレーボール部員の一人が自殺したことで、いじめとか体罰とかで大もめになった事件の顛末を書いたものです。これほど問題を大きくしたのは自殺した部員の母親だと結論付けています。いじめと言っても上級生がビニールのハンガーで下級生全員の頭を叩いたもので、軽く活を入れたという程度のものです。この母親はこの問題の最中離婚裁判もしており、第一回目の離婚も今回の離婚も彼女の性格の異常さが目につきます。自殺した高校生の幼い時は育児のネグレクトをし、公共機関が関与しています。高校生に弁当など作らず、すべて高校生自ら作っていたようで、おまけに家の用事もさせ、若くして疲れたてたようです。この高校生の声はしわがれ声で、このしわがれ声でも母親は部員たちによってからかわれたと主張しているのですが、これはこの部員もまじって、ある漫才師の真似をしただけの余興だったということです。女性も男性も馴れた状況になると途端にわがままを発揮する人がいますが、この人たちに理路整然と説いたところで、彼らは自分の性格を変えるということがないようです。おまけにこの問題に人権弁護士がつき、この高校の校長に殺人罪の裁判を仕掛けています。最終的にはこの人権弁護士は校長に名誉棄損で賠償金を払い、新聞に謝罪広告を出しています。

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