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読書

藤井厳喜 国家破産以後の世界


     2004年の出版です。すぐにでもデフォルトが起こると言っていますが、2018年になっても日本は破産していません。日本の借金は日本国民から借りているだけで、他国から借りていないのだから、破産することはないという人もいます。破産してもギリシャのように他国に迷惑をかけることもないので、日本人が泣くだけですんでしまいます。

しかしこうまで借金が増えたのでしょうか?藤井厳喜によりますと、税金に寄生する政治家と官僚とが自分たちが豊かになるために乱費したということになります。小学生に将来何者かになりたいかをきくと公務員になりたいという答えが多いそうです。2004年時点で公務員の平均給料は1000万円で、一流企業でも600万円から700万円くらいで、サラリーマンの平均給料が400万円の頃です。当時の予算で38兆円が公務員の給料に当てられています。

私は最近バイクで一時停止違反で5000円の罰金を払いました。寒い中立って、張り込んでいた警察官はもっとほかの有意義な仕事はないものかと腹が立ちました。若者のようにピュッと飛び足したのではなく、老人のごとくゆるゆると安全を確認しながら出たのですが、許してくれません。あの中央署での8000万円の盗難はどうなったんだと言いそうになりましたが、グッとこらえてしまいました。

日本の衰退が予想されていますが、まさしく公務員になりたいという学生が多いほどその拍車は強まりそうです。寄生虫の増大は日本の発展に何ら寄与することはありません。自分の才覚で「企業を起こし、雇用を作り出し、税金を納める」ようなことをしないと、日本の発展はありえません。アメリカの田舎の公務員の給料は、「マクドナルドの店長以下」です。税収もないのに、他より高い給料を与えていては、行き詰まることは目に見えています。藤井厳喜も「役人を減らす」という公約を掲げる政治家に投票することを勧めています。

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