[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
このまえ読んだ本・「旅する知」で、旅行者は必ず下痢をする、なぜなら日本と大腸菌が違うので、その地の大腸菌が日本で培っていた大腸菌と入れ替わる間は下痢をするのだということを書いていました。そうかもしれません。谷本は下痢もしていますが、吐いたりもしています。やはり黴菌が混じったものを食った可能性が強い。しかしこれも個人差があるので、牡蠣を食ってもあたらない人とあたる人がいます。現地人が同じものを食べて下痢したり吐いたりすれば、それは本当に悪いものであったといえます。それにしてもあまり菌に晒させていない日本人はあたるとしても現地人よりはより重症化になりやすいとも思われます。旅の楽しみの一つには食事がありますので、せいぜいよく焼いたものやしっかりと煮たものを食べるようにすることしかないでしょう。
谷本の教養は中国の文献まで及んでいます。中国人の鶏好きを「韓詩外伝」から引用しています。
「鶏には五徳あり。頭は冠を戴くは文なり、足に蹴爪をつけるは武なり、敵前にありてあえて闘うは勇なり、食を見て相呼ぶは仁なり、夜は守りて時を失わぬのは信なり」
チャラチャラした文に時のこのような漢籍に出会うと、おおっという気になります。