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我々が20歳ころはやったフォークソングの歌手たちは、私のような貧乏人の子倅とは違って、意識の高い、裕福な親も持つ出自が多い。子供が楽器を弾きたいというと、ピアノでもエレキギターでも買ってくれる親がいたからこそ、彼らの才能も生かされたのだろう。環境か才能かという問題になってくるが、やはり両方が加味して世代ごとに文化的にも上品にもなるのでしょう。日稼ぎの商人の息子=私は箒でじゃらんじゃらんと口で唱えながらエレキの真似をしたぐらいでは到底物にはなりません。本物に触れないとらちが明かないのです。それで階級を越えてもっと高みの階級に移行する気力もなくなってくるのです。イギリスを見るとよくわかります。労働者階級と貴族階級がきっぱりと判別できます。もはやイギリスでは階級を上昇しようとする気はないようです。フリーガンになってサッカーの試合の晩ごとに大暴れするのが彼らの唯一の楽しみになっています。面白いことにポピュラー音楽も労働者階級のものであり、アメリカの黒人音楽などの影響を受けてビートルズなどが出てきたのです。国にも文化の発展の度合いが違っていて、イギリスでは貴族はクラッシックですが労働者も好き勝手にエレキがガンガン鳴らしていて文化の下地ができていたのです。それを真似て日本のお坊ちゃんお嬢ちゃんがそれを真似て、新時代を開いたということになるのでしょう。当時の日本はいずれにして後進国だったことがわかります。