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読書

飯田一史 ウェブ小説の衝撃


        又吉直樹の象徴されるように、現在まともな仕事も無く、収入も少なく、女にももてない男だとして、ここで一発逆転を考えるなら、小説でも書いて、有名になるほかないようです。鉛筆と原稿用紙があればよく、それ以外の設備投資は必要ありません。今や、鉛筆も原稿用紙も必要ではなく、アイホンがあれば、それで小説が作れ、それ系のサイトに投稿できるようになっています。うまくいけば、紙の本になって、映画化され、又吉直樹のように、テレビの露出度の高いタレントになることができます。コマーシャルも出て、かつての吉本の極貧の給料から一転して富裕層になり、態度もそれなりに、自信にあふれたものになり、笑いを取れるかどうかという卑屈な芸人の装いはなくなったようです。

シェイクスピアや夏目漱石も読んだことも無く、主に影響を受けたのはマンガで、それにゲームのストーリーがウェブ小説家の教養としても、古典の教養が面白い話を作ってくれるわけでもなく、かえってそのような古典臭を匂わすようでは教養スノッブとして嫌われるようです。ウェブ小説は新聞小説よりももっと短くして、その場その場で盛り上がりを作り、読者を飽きさせないといけない作り方をしています。といっても私は読んだことも無く、飯田一史がそう言っているので、そうかなと思うだけで、明日とも知れない命なので、評価の定まらないウェブ小説を今のところ読む気にはなりません。

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