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マルクス・アウレリウスが自省録を書いたのは何も後世に自分の名を残そうとしたのではないと著者は言っています。
「昔使われた表現は今ではもうすたれてしまった。同様に大いにうたわれた名前もある意味では今はすたれた。たとえばカミッルス、カエソ、ウォレスス、デンタトゥス、や後のスキピオ、カト、それからまたアウグストゥス、ハドリアヌスとアントニヌスすべてみやかに色あせて伝説化し、たちまちまったき忘却に理没されてしまう。しかも私はこのことを、この世で輝くばかりに栄光を放った人々について行言っているのだ。なぜならばそのほかの人々は息を引き取るや否や<姿も見えず知るものもなし>なのだから。それに永遠の記憶などいうことはないということは、一体何か。まったく空しいことだ」
ということで、マルクス・アウレリウスは今の現実の時間なかでしっかりと働け、自身のことでは皇帝の職務をしっかりと遂行することが一番大切なことだと言っているのです。賢帝であると言われましたが、唯一の失敗は不肖の息子を後継ぎにさせたことです。息子コンモドゥスは自分の姉を殺し、妻までも殺してしまいます。最後には「運動競技者」によって刺殺されます。
この頃から都市化が進み、ローマは多くの人が住むようになります。水道も引かれ、公衆風呂もでき一見清潔そうに見えますが、実際は犬が人間の腕をくわえて街中を歩き回っていたということです。貧窮者は埋葬するカネがなく、死んだ人間を街中のゴミ置き場に捨てていたそうです。
キンドルの出版で、銀行の口座番号を書く欄があります。7桁で、ゆうちょ銀行の通帳での口座番号は8桁あります。この欄を埋めないと先に進めません。仕方なく小切手支払にしました。この本にもゆうちょのことは書いていますが、郵貯のホームページが載っていて、なんやらそこから引き出すように書かれています。グーグルの検索で、調べたら、通帳を開いて1ページ目にそれが書かれていると出ています。何のことはない、最後の一桁を省いて記入するだけでいいのです。この本は7年前の出版ですから、様子が変わったのかもしれません。これと同じように、かつては印税もアメリカで30%取られるというのがあって、それを回避するためにはアメリカから書類を取り寄せ、英文でそれに記入しないといけない状態だったのですが、現在ではキンドル出版の記入欄で簡単に済ませることができます。この本でも昔のややこしい手続きの解説が載っています。時代は進歩するのです。
昨日E-Taxで税務申告をしたのですが、日本では時代は止まっているだけかもしれません。私が間違っているのかもしれませんが、保存をクリックすれば保存をされたと思います。ところが国税局のページでは保存をしてもなおかつ別のボタンを押さないといけないのです。これで何度もはじめからやり直しです。たとえ二回目のボタンを押そうとも、やはり保存がなされてなくはじめからやり直しです。私は迷路でさまようネズミになった気分です。心理学実験をやられているような感じがし、からかわれている気分を持ちました。
「竹さんの読書散歩」アマゾンで発売中です。アマゾンの偽サイトが多いいっせいか、アカウントの問題でてこずりましたが、何とかクリアーし、アマゾンのサイトで自分の本の表紙が載っているのを見ると感激しました。これで老後も安泰だと思い、売れた件数の欄を見るとまだ0冊です。発売から3,4日ですからそんなところでしょう。ずっと0冊でもアマゾンの棚から取り外されることはないと思われますから、気長にやっていくつもりです。と言っても、生命も残り少ないのですから、死ぬ前くらいには100冊くらい売れればいいがと思っています。
どこの社会も競争が激しく、大金を儲ける人はごく一握りです。おまけに漫画雑誌もかつてほどの売り上げはないようです。活字の出版よりはまだましですが、それでもかつてのように何百万部と発行するような景気のいい会社ないようです。我々団塊世代が漫画生活の初っ端を築きました。我々が若い頃、上の世代から、漫画を読むようじゃ将来知れたものにはならないだろうといわれました。大部分は知れた者ではない者になりましたが、漫画に対して拒否感はありません。
漫画学校があるのにはびっくりしました。2年間の授業料が250万円、4年間だと500万円の授業料だそうです。こんなに金をかけても漫画で食える人はあまりいません。人気漫画家のアシスタントとして、働いている人が多い。いずれか自分でもと思っているのですが、挫折しこの業界から去っていきます。