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著者たちの経歴欄を見ると、女性が多く、男性では大学で文学を教えているか、アルバイトでその日暮をしている男が、どちらかです。多分両方とも白人系が多いのだと思われます。最近はアメリカでは、日本もそうかもしれませんが、真っ当で優秀な男は文学などチマチマとした面倒くさいことはすることはなく、手っ取り早く大金がもらえる職場に入るようです。アメリカの文学部も日本の文学部も女性ばかりで、これを学んだとていいところの就職できるとは思っていないでしょう。言葉を操作することは女性に向いていることであり、収入の高い男と結婚し、経済的心配をなくし、男が外で働いている時、家で好きな本を読んだり、好きなことを書き散らしていくことが彼女らの理想ではないかと思われます。それが少々の金を生み出してくれるなら、万々歳です。この傑作選を見ても家庭内のゴタゴタことを丁寧に書き込み、さもあらんかなというリアリティーをかもしだしていて、ほぼアメリカ・ホワイトの中間層や、ややそれに劣る階層の日常がこれらの小説群からうかがい知れます。
アメリカのもてない女性の独白を聞いてみましょう。
「一年半も節度を持って過ごしてきた私は、自分の願望は神様にお預けして、三つのMだけを実践してきたの。つまり、「ミーティング」、「メディテーション」、そして「マスターベーョン」ね。でもエレクトロニクス技術にいくらお世話になったところで、淋しいときには、やはり昔ながらの方法で夜毎小さなピンクのボタンをこするようになるものよ」