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戦後は終わったといわれた昭和30年代、日本の女性も大いに変わったのかもしれません。しおらしさと控えめな女性から、欲深い、したたかな女性にと。変わったというわけではなく、もともと欲深いしたたかなものが、アメリカナイズされた戦後30年代、しおらしさと控えめな演技がしつつ、金儲けにいそしんだということかもしれません。いまだにアイドルグループの握手会に行って、下半身を膨張させて頭はぼっとしている男子に比べ、純真そうなアイドルの女の子は歳のかけ離れたプロデューサーに身を任せ、次のステップを画策しているかもしれないのです。それは半グレと付き合い、日々違法薬物でハイになるセックスを続けているかもしれないのです。
この小説も映画女優になったものと、芸者になったものが力ある男たちを利用し、金や名声を勝ち取ろうとするのですが、最後には二人とも失敗をします。まだこの時代いくら解放されても、男からふんだくって高笑いとは行かないようです。
現在、経済で男たちに凌駕できないと知ると、女たちは新しい戦略を唱えだしています。「ミーツー」戦略です。私もやられたとい文面を拡散して、セックスハラスメントで、男たちを問い詰め、奈落のそこに追い落とすのです。異民族間の戦いも激烈ですが、異性間でもこれから先予断を許さない状況になってくるかもしれません。
悪女も悪男も結局は欲ですから、欲をなくすことが平和になる根源です。でも生きているうちは欲を消滅できません。ですから前回のアメリカ短編小説家の言うとおり、時たま人と会って(ミーティング)、心静めるために瞑想(メディテーション)、それでもだめなら「マスターベーション」ということで難局を乗り切るほかはないようです。