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イアン・グラハム 世界史を変えた50の船

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イアン・グラハム 世界史を変えた50の船


     図版や写真のたくさん載った本ほど楽しいものはありません。とりわけ乗り物、馬でも自動車でも飛行機でも船でも、見て飽きることはありません。

私が中学生のころ、テレビで海賊映画を流しているのをよく見ました。あの帆船を見て船員になるかもいいかなと思ったくらいです。今もあるかもしれませんが、商船大学の日本丸という帆船があり、優美な姿で海に浮かんでいるのが記憶にあります。映画で見る分では高い帆柱にするすると登っていくのはわけないことですが、いざ自分がそのような高いところまで登っていけるかと思うと、船員になる夢もしぼんでいきました。おまけに中学生の頃から近眼が進んでゆき、大波でメガネでもさらわれたら何も出来ないと思うと、完全にこの夢は断たれました。

船の歴史を大まかに見ると、最初は浮いている木切れ、木材を削りぬいたカヌー、それからオールができ、帆ができ、内燃機関が出来て外輪車を回す船が出来、それがスクリューに変わったということになります。最新式の大型クルーズ船には舵などないそうです。方向転換できるスクリューで船の進行を決めています。

日本の船で唯一この本に出ているものは戦艦大和です。私の父も呉の海軍工廠で大和艦内に設置する椅子や机を作っていました。私の父は上司にへいこらしないものですから、ガダルカナルへ軍属として出張せよとの辞令をうけます。父はそれをはね、通信兵として陸軍に戻り、ラバウル行きになりました。父が作った机や椅子で何人かの大和の艦員らが海に浮いて助かったのではないかと私は思うことにしています。

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