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ウェンズデイ・マーティン パーク・アヴェニューの妻たち

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ウェンズデイ・マーティン パーク・アヴェニューの妻たち


         ウェンズデイ・マーティンは写真を見ると、なかなかの美人です。美人の上にイェール大学院で社会学の博士号をとっています。おまけに離婚していたユダヤ系の大金もちの男と結婚し、アメリカでもっとも豊かな人々が住むパーク・アヴェニューのイーストサイドに住むことができたのです。この本が出る前、彼女は「継母という存在:真実と偏見のはざまで」という本を出していて、これも結構売れたそうです。この離婚した男には二人の娘がいたということがわかります。ウェンズデイ・マーティンはこの男の間で二人の男の子をもうけます。最後女の子を妊娠したのですが、高齢のためか、その他の原因で受胎6月後人工的に流産をせざるを得なくなりました。この悲しい経験から、この地区の女たちがいかに意地が悪そうでも、猿やチンパンジーやゴリラなどの類人猿の研究や、未開人や他の民族の文化人類学の見識から、雌としての性格、「寛容さや細やかな心づかい」があり、共通して、「親戚や群れの仲間の子供たちの面倒を定期的に見る」という「厳然と」した「メンタリティ」が残っているのだと結論付けています。

この地区の女の意地の悪さはこの街の路上で見られます。ウェンズデイ・マーティンがスーパーで買い物してビニール袋を持って帰っていったとき、向こうからブランド物のバーキンのバックを持ったゴウシャスな女が、ウェンズデイ・マーティンが避けようと思って道端に寄ったにもかかわらず、わざとぶつかりそうによってきます。そしてすれちかいさま、このバーキンをこれ見よがしに当てていきます。要はお前はこの街に住む資格がないというメッセージなのです。この地区の高収入の男たちには女たちが群れてきます。そのため、既得権をあらかじめもった女たちが新参者の参入を許さないということです。ウェンズデイ・マーティン自身このような経験から、コーヒー店から路上を観察し、果たしてこのようなことは頻繁に起こるのかと見ていましたが、それは自分ひとりに降りかかったことではなく、多くの女たちが攻撃されているのが見て取れました。

子供が幼稚園学校にいくようになると、「ママ友」の世界ができてきます。ここでも新参者は苛め抜かれるそうです。はじめは挨拶しても無視されます。類人猿にも序列があるように、男の社会的地位と収入の高さが、それに依存している女たちの序列になっています。が、そのために女たちはかえってストレスを溜め、攻撃的になっているようです。このような男から飽きられないために、激しいエクササイズを欠かさずスリムな体型を維持し、美容や服に何千万円もかけているのです。この地区の女たちはモデルのような体系とスター並みの派手さを身につけないと自分のステイタスを保てないと思っているようです。そのために精神科医と鎮静剤が必需品になっています。

最近のニュースでロンドンではバスや電車などの公共乗り物の中での宣伝物にやせたモデルのポスターを禁止していまいました。このような不自然な体型は健康的ではないという考え方が芽生えてきたのです。

私はアメリカのオーディション番組をYou Tubeで見ています。その中の審査員に一人に女性がいるのですが、かつては笑うとその美しさが倍加するようにおもえたのですが、最近は何か引きつったような顔になっています。やはりこれも若返りのために顔に注射でも打っているのでしょうか?アメリカという国は女たちにとって生きづらいということが見て取れます。

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