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倉沢治雄 原発ゴミはどこへ行く?

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倉沢治雄 原発ゴミはどこへ行く?


        「原発話法」なるものがあります。これはもともと「東大話法」から来ているものであって、官僚が得意としているものです。「真の意図」を隠している文章や答弁です。著者はこのような例を出しています。「リサイクル燃料備蓄センター」これだと何だか有益なものを大事に残しているようにきこえます。しかし実態はどうしようもないゴミにすぎません。原発は「トイレなきマンション」と言われています。使用済みの核燃料は暫定的に水を張ったプールにつけて冷やしておくか、それから化学処理をしてガラス固体化して地中に埋めるかです。放射性物質の半減期は短くても1万年、中には10万年もかかる粒子もあります。プールだったら、水を循環させる電源が切れたら、福島のように溶解して大爆発を起こします。地中に埋めても、地下水や地震などの地中のねじれで安全に保全できるかどうかはわかりません。1万年後には日本は海の中かもしれないのに、です。福島原発も10年かそこらで廃炉にするといっていますが、できそうもない感じがしてきます。永遠に水を流し冷やし続けないといけない状態が続くのではないかと思われます。その水も排水として海には流せません。これもゴミなのですが、日本じゅうがタンクだらけになるでしょう。はっきり言って、狭い国土で増え続ける原発のゴミを収容する能力はないのです。原発の再発電が始まっていますが、福島原発もどうにもならないのに、溜まり続けるゴミをどうするつもりなのでしょうか?

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