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ポール・ニザンの孫であり、レヴィ・ストロースの縁戚にあたります。文学者や人類学者の血筋をひいているのです。ハイドンの家系のように優秀な家系には優秀な人がでてくるのでしょう。若くしてドイツ戦線で死んだ祖父にそっくりです。日本でサルトルがはやったとき、サルトル関連でポール・ニザンの名が知れ渡ったのです。性格も似ているのでしょう。エマニュエル・トッドはフランスの施政者を激しく非難していますが、祖父も当時の大御所たちに対して鋭い論評を加えています。この祖父は30半ばで死んだので作品数は少なく、サルトルやボーヴォワールと同級生であり、この二人がよくニザンのことを懐かしがって語っているのでニザンも有名になったということです。
エマニュエル・トッドの処女論文はソビエトの幼児死亡者の数によって、やがてソビエトが崩壊するであろうと予測したものです。当たりました。男性の識字率が5割を超えると革命が起き、女性の識字率が5割を超えると少子化が起こるというのも人口学者の定理になっています。
今ロシアは幼児死亡数が減少し、ロシア男の寿命も延びています。プーチンによって安定を見出したのでしょう。中国に対しては「自分が意見を表明するには時期早々なのです」といって言葉を濁しています。ところが今中国の三峡ダムが崩壊の危機にあっています。気候変動で日本の梅雨前線が中国にもかかっており、長雨で三峡ダムが決壊しそうなのです。この大きなダムをつくったことにより、この地方でたびたび地震が起こり、もしこのダムが決壊すると上海あたりまでも水浸しになるでしょう。