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テレビ局のアナウンサーから親の介護のため仕事を止めたら、その次からは常に非正規雇用で貧乏していると書いています。この本を書くために、わざと履歴には東大卒と書かないで派遣会社に書類を提出していたのでしょう。そうでもないと、東大の銀杏会の結束は強く、どっかからきっと同窓の仲間から助けの手を差し伸べてくれるでしょう。
一度レールから外れた中年のおじさんは世の中からどうしようもなく翻弄されるということがこの本でよくわかります。貧困のスパイパルに陥るということです。ここコロナ災害から多くの店や会社が倒産などしていますが、これから先中年の男女は地獄が待ち受けていると思って間違いないでしょう。その兆候は私の店においても見られます。お客さんが少なくなっています。
よく中国の統計はあてにならぬと言いますが、日本の政府の数字も当てになりません。官僚たちは権力におもねて、口当たりのいい数字ばかり出しています。その一つが失業者のパーセントです。欧米もうらやむほどの4%前後に推移していますが、失業者の範囲を狭めて数字を低くしているだけです。実際は中沢によりますと16%になると言っています。
これから先も非正規雇用が増えて行き、これらが将来生活保護の予備軍になるなら、その頃の日本はまともな国の形を呈していないことになるでしょう。いまでも食っていくことがままならぬのに、資産形成などできるはずがなく、将来ダンボールを抱えてねぐらを求めて街をさ迷うことになるでしょう。