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エリック・バーカー 残酷すぎる成功法則

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エリック・バーカー 残酷すぎる成功法則

 
    自己啓発本や自己成功吹聴本などを多く読むと、馬鹿になり、上級国民になれるどころか下流国民に落ちること必定だとよく言われます。それは個々の著者が自分の成功例だけで、それが本当の成功であるかどうかはわかりませんが、自慢話だけで、自分を大きく見せるために吹聴しているだけかもしれません。それでエリック・バーカーは自分の啓発本に「科学的なエビデンス」、科学実験による検証を持ち込んだというのです。科学による検証ですから、自分の言っていることはニュートンの物理学と同等に正しいことだということになるようです。エリック・バーカーの成功とは大金持ちになるということです。

科学もそうですが、95%は仮説といわれています。まだはっきり白黒つけられないことが多いのです。この本でも相矛盾したことがでています。「テイカー」か「ギバー」という問題です。一般的にいうと、上級国民のほうが「テイカー」(奪う人)が多く、下流国民には「ギバー」(与える人)が多い。しかしながら最上級になると「ギバー」が多くなるというのです。私の考えですが、使えきれないほど金がたまるとギバーになって、かつてのテイカーの罪滅ぼしをしたいという気持ちになるのでしょう。はじめからギバーであったとは考えられません。中にはそういう人もいるかもしれませんが、初めからブッタや孔子のソクラテスのような人だったら、ビル・ゲーツやジョブスのような大金持ちにはならないでしょう。「衣食住足りて礼節を知る」ということです。また「情けは人のためならず」というものもあります。他人に親切にしているとそれが自分にもかえってくるということです。何も科学を援用しなくても、諺で十分やっていけます。

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