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オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史 1 2つの世界大戦と原爆投下

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オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史 1 2つの世界大戦と原爆投下


          アメリカは建国当初からインチキ性にまみれています。それは「自明の運命」というものに表現されています。

「大量虐殺も辞さないほどの貪欲さで他者の土地や資源を手にいれようとしながら、その行為は断じて私利私欲のためではないとされ、自由、進歩、文明化の推進という崇高などうきによるものとの美名をつねにまとってきた」

大航海時代から世界の覇者になったアングロサクソン系の人間の思いあがりは今でも手のつけられない状態です。ある説によると、アフリカに現生人類がいて、そこから追い出されて寒いヨーロッパに行かざるを得なかったのが白色人種であり、彼らにとってアフリカは「エデンの園」であり、恵み多いその地から追い出された憎しみが、大航海以降黒人や黄色人への仕返しになっているということです。7,8万年前のことをいまだに根を持っているのも相当執念深いことではありますが、それ以上に彼らは戦争上手でもあります。ローマ時代では勇敢な傭兵になったり、バイキングのような荒くれ海賊でもありました。

第二次世界大戦の末期ルーズベルトが病死し、副大統領のトルーマンが大統領になりましたが、このトルーマンは小さき頃から目が悪く、分厚いレンズのメガネをかけ、皆からいじめられて、泣いて帰り、カーボーイ気質の父親を嘆かせたそうです。母親からはお前は女の子だからいいだよと慰められていてということです。高校を卒業して、洋品店など経営していましたが、立ち行かなくなり、たまたまペンターガストという民主党の幹部から推薦を受けて上院議員になったという人です。この人が日本に原爆を落とすことを命令しました。原爆は早く戦争を終わらせ、米兵の無駄な死をなくしたとトルーマンは自画自賛をしていますが、実際はソ連のスターリンを恫喝するために原爆を落としたというのが真相です。広島と長崎はアメリカとソヴィエトの冷戦の最初の犠牲者ということになります。もちろん日本人に対する蔑視もありました。戦争中のアメリカではドイツ人に対しては「善良なドイツ人」もいるということになっていましたが、日本人は「害虫、ゴキブリ、ガラガラヘビ、ネズミ、サル」であり人間ではありません。彼らに言わせれば害虫ですから駆除するのは当たり前で、無差別爆撃も原爆もゴキブリを一掃する殺虫剤のようなものだと感じていたのでしょう。だからトルーマンはポッタムの帰りに広島の原爆投下の成功を聞き、彼は飛び上がってこう叫んだそうです。

「自分がした中かで最も心躍る仕事だった」

このように大喜びした大統領に対してある民主党委員は苦言を呈しました。

「無辜の人を死にいたらしめる兵器に歓喜するなど、かりそめにもアメリカ合衆国の大統領たるもののなすべきことではない。喜んだ理由が破壊ではなく、破壊に終止符をうったことにあると明確にしていただきたい」

この民主党委員のこの言い草も、インディアンの土地を掠め取り、根絶やしにし、なおかつインディアンに文明を授けてやったんだという「美名」と同じことです。大量無差別爆撃も原爆も戦争犯罪であり、原爆によって早く戦争が終わり、あなた方(日本人)も人員の消耗が少なくなったでしょというまやかしに騙されないことです。

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