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読書

キショール・マブバニ アジア半球が世界を動かす


     前の「大収斂」と同じことを言っています。欧米(日本も含む)の力が衰退しているのに、いまだに欧米の価値観を押し付け、トップの座に居座って、その座を真に実力のあるものに譲らないということです。その端的なものは、国際連合の拒否権を持つ5カ国です。アメリカ。中国、イギリス、フランス、ロシアですが、イギリス、フランスなどユーロ一本にまとめ、インドかブラジルを入れるべきだと言っています。

この前のイラク侵攻の際にも、アメリカとイギリスは国連の承諾なくして事を起こしました。数パーセントのアングロサクソンが他の90%の世界の人々を無視して行動しているのです。それは石油という利権がからんでいるからです。アフリカの中で大虐殺が起ころうとも、利権がからまないと、これら欲深いアングロサクソン人は関わろうとはしません。今日のニュースでもトランプがイランに対してツイッターでこう言っています。

「米国を脅すことはぜったいにするな。でないと史上まれに見るような結果にくるしむことになる。我々はお前の暴力と死のたわごとを許すような国ではない。気をつけろ」

大国の大統領の文言ではありません。マフィアの親分の口ぶりです。石油やイスラエルが絡むと利害が大きいだけに熱くなるようです。

日本でもそうですがアメリカの軍属が日本で犯罪を犯しても、日本の警察力は及びません。世界的にも軍人が裁かれる司法取り決めに長い間アメリカは加入していませんでした。自分たちは何をしても例外的に扱われると思いたいのでしょう。

やがて中国がかつての唐の時代のように世界の中心地になります。唐の都は国際都市で世界の人々が集まってきていました。キショール・マブバニは、今の中国は閉ざされた制度を持ちながら、精神は開いている、反対にアメリカは、開いた制度を持ちながら精神は閉じているのだと。やがて中国は経済でアメリカを追い抜くでしょう。あくまでもナンバーワンにおらないと気がすまないアメリカは何を画策するのでしょうか、見ものです。

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