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コリーン・テイラー・セン カレーの歴史

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コリーン・テイラー・セン カレーの歴史


          カレーが全世界に広まったのもイギリス人がインドでカレー料理に接し、自国に持ち帰り、またインド人を奴隷や使用人としてアメリカ大陸やアフリカ大陸に運び込んだことでその地にカレー料理が根付いたことによります。日本では明治時代、仮名垣魯文の「西洋料理通」(1872年出版)に「カレーの作り方」が載っているそうです。これは1861年のピートン夫人の料理書からの剽窃だとは言っていませんが、「よく酷似」していると言っています。明治時代は今の中国と同じで、著作権などお構いなしに西洋の事物を吸収していたのでしょう。今日もニュースで中国の食品会社が腐った鶏肉をミンチにしてチキンナゲットを作っていると報じられています。かつて日本でもアメリカに輸出した缶詰に小石を入れていたということもありました。いつの時代でも後進国はなりふり構わず金儲けに邁進していて、明日の評判よりは今日の現金を目指していたのでしょう。

昨日私はカレーを作りました。牛肉、たまねぎ、人参、ジャガイモの極普通のカレーです。夏の暑いときはカレーを食べたくなる時があります。子供時代兄弟と競ってカレーをほうばっていた時期を懐かしく思い出します。大鍋で作っていたカレーが一気になくなるのを見て、私の母親は充実した気持ちを抱いていたものだと推察します。それもあっという間に母も父も兄弟もなくなり、たった一人の妹しかいなくなりました。一人で食べるカレーはそれなりにうまいのですが、あの子供時代の、母のよそってくれたカレーを目の前にして、口にツバを一杯にした情熱はもはやありません。

「華麗なる カレーを食べても いま一歩」(正笑)

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