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辻 和子 情熱 田中角栄をとりこにした芸者

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辻 和子 情熱 田中角栄をとりこにした芸者


        和子さんと角栄には二人の息子がいますが、いま何をしているのでしょう。政治家にでもなれば親の栄光でいいところまでいけるでしょうに。本妻にも息子がいましたが、5歳で病気でなくなっています。本妻の娘・娘の真紀子が田中の地盤を引き継いでいます。和子さんが息子を生んだ途端本妻と和子さんの仲が微妙に冷たくなっていきます。和子さんの息子が4歳の時、新潟の角栄の父母が本妻の娘・真紀子に引き合わせたところ、真紀子は泣きじゃくって、ほうほうのていでこの会合から和子と息子は逃げ帰ったと記しています。これ以後本宅と妾宅の間は溝ができてしまって、角栄が脳梗塞で倒れたときから、和子は角栄に会えなくなってしまいます。葬式でも息子の長男が娘3人と出たのですが、焼香もできなかったそうです。角栄も体や言葉が不自由になってはこの両者をコントロールすることができなくなったのでしょう。悲しい晩年です。かつては日本を動かし、日中友好条約を結んだこの権力者も、本宅と妾宅の仲を取り持つことが出来ませんでした。和子さんの前に、もう一人角栄は芸者の愛人をもったことがありますが、この愛人は自分の洗濯物を本妻に洗わさせていたということです。本妻はその愚痴を和子さんに漏らしたこともあり、それで二人はそれなりに連帯をとった時期もありました。本妻の息子が病死し、反対に妾に息子が生まれたということになれは、女たちの地位関係が揺れ動きます。

「岩もあり 木の根もあれど さらさらと たださらさらと 水の流るる」

角栄はよくこの歌を色紙に書いていたそうですが、角栄と女たちの間は単にさらさらとはいかなかったようであります。

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