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読書

サンドラ・ヘフェリン 満員電車は観光地


        ドイツの女性を嫁さんにすると、手料理はないと覚悟しないといけないようです。毎日冷凍食品です。家には包丁などない家庭も多いとヘフェリンは言っています。やはり女性も働いて自活できるほどの賃金をもらえば、家で旦那の収入を当てにして旦那に気を使いながら面倒くさい料理などしないでしょう。だから日本の演歌など、ドイツ女には?となるのです。都はるみの「津軽海峡冬景色」の歌詞をドイツ人に訳してみたら、「寒い港町で戻らない男を待ってセーターを編むって生産的でないね」とか「彼女は暖かい地方に引っ越すべきだ」とか「海鳴りがひどいと不眠になって体こわすよ」という感想が出るそうです。要するに演歌は「世界基準」に達していないということになります。インターナショナルになれないということで、「ガラパコス」化そのものです。「合理性」がないのが演歌で、何事も理屈で割りきれるのではないと考えるのが日本人です。ファジーであることが日本人の特徴で、ニヤニヤ笑って何を考えているのかわからないから欧米人はある面日本人を怖ろしがっているかもしれません。電車の中で日本人が眠ったフリをしていますが、欧米人はそれを禅の瞑想をしているのだと感心するそうです。

今回はドイツ人だけではなく世界の国の人たちの特徴が書かれています。イランの金持の究極の持ち物はスーパーカーではなく、生きた孔雀だそうです。それを玄関お前に置き、来客のたびにパッと羽を広げさせることで、自分の豊かさを自慢しているようです。同じ中東ですが、女性の褒め言葉で「牛の目のように美しい」とか「ざくろのような胸」とかがあります。日本では「牛の目」と言われても、美しくないように思われますが、向こうでは美人の形容になっています。テレビ放送も日本では考えられないような番組が高視聴率を取っています。ノルウェーでは暖炉の中で木が燃えているのを8時間も放映したそうです。

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